【日本語チューター】根ひきの松
京都ではお正月の門松に根のついた松を飾ります。ホテルやビルの門松は大きくて松や竹に、葉ボタンや笹などを飾った華やかなものです。でも「根引門松」は松に白い紙を帯のように巻き、水引※を結んだだけのシンプルな門松です。
筆者が買いに行った花屋さんでは「根引門松(紅白水引付)雄雌セット」として売られていました。
お店の人に、二本の松のどっちがオスでどっちがメスですか?と聞くと「芽の赤い松がメン、白いのがオンだよ」と教えてくれました。雄松(おんまつ)雌松(めんまつ)と呼ぶのだそうです。
飾り方は「お雛様といっしょ」だそうです。京都のお雛様ですから向かって左がおひなさま。赤松=雌松(めんまつ)を左に飾りました。
※水引(みずひき)=紙でできた赤や白や金色の細くてかたい紐
kokoka日本語チューターブログチーム