カテゴリ

カテゴリ:役立つお知らせ

【日本語チューター】うるう年(どし)とは?

カテゴリ:
FullSizeRender


今年(ことし)はうるう年(どし)です。漢字(かんじ)で書()くと「閏年(うるうどし)

2(がつ)29(にち)がある年(とし)、4(ねん)1()とおぼえている人(ひと)もおおいでしょう。

オリンピックがおこなわれる年でもあります。

 

1年は365日ですが、正確(せいかく)には365.24…日で、毎年(まいとし)(やく)6時間(じかん)の「ずれ」があります。

このずれが積()み重(かさ)なるとカレンダーの日付(ひづけ)もずれてきます。

 

それを修正(しゅうせい)するのがうるう年です。

6時間のずれ×4=24時間(1日)なので、4年に1度、1日増()やす仕組(しく)みです。

その1日が229日です。

 

229日にまつわるおもしろい話(はなし)があります。

むかしイギリスでは、229日に女性(じょせい)からプロポースされた男性(だんせい)は その申(もう)し込()みを断(ことわ)ることができなかったという言()い伝(つた)えがあったとか。

 

その名残(なご)りでしょうか、今(いま)でもイギリスではうるう年には婚約指輪(こんやくゆびわ)の売()り上()げがのびるそうです。

イギリス出身(しゅっしん)の人に会()ったら、きいてみてくださいね。

 

なんとなく1日得(とく)したような気分(きぶん)になる229日。

いつもとちょっと違(ちが)ったことをして、あなただけの記念日(きねんび)をつくってみては?

 

ながくあっていない友達(ともだち)にあう、4年後()の自分(じぶん)にむけてなにかプレゼントをする

いいアイデアがあったら教(おし)えてくださいね!

 

 

kokoka日本語チューターブログチーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【日本語チューター】台湾(たいわん)の地域施設(ちいきしせつ)での日本語(にほんご)クラス

カテゴリ:
よしー1



(こん)(かい)は、(もと)kokoka()(ほん)()チューターで、(げん)(ざい)(たい)(わん)((たか)())(だい)(がく)(とう)()(じょう)(きん)(こう)()のかたわら、(しょう)(がい)(がく)(しゅう)()(せつ)等で日本語(がく)(しゅう)(きょう)()として(かつ)(やく)されている (ほり)()(よし)(やす)さんから(げん)()での日本語クラスについての便(たよ)りが(とど)きましたのでご(しょう)(かい)いたします。

 

 

(みな)さん、こんにちは!

(もと)kokoka(すい)(よう)()()(ぜん)クラスチューターの(ほり)()(よし)(やす)です。

(げん)(ざい)(たい)(なん)()(いき)()(せつ)にて(しょう)(がい)(がく)(しゅう)としての()(ほん)()クラスを(たん)(とう)しております。

このクラスでは20(めい)ほどの(こう)(れい)(しゃ)(かた)(がた)がいらっしゃり、(まい)(しゅう)水曜日の(よる)(じゅ)(ぎょう)(おこな)っています。

 

(せん)(しゅう)(ない)(よう)は「日本のうた」ということで、「(なが)(さき)今日(きょう)(あめ)だった」を(しょう)(かい)しました。

(じつ)はこの(きょく)(たい)(わん)でも(ちゅう)(ごく)()のカバー(ばん)があり、(さん)()(しゃ)の皆さんも中国語版は()っているけれど、日本語版の()()は知らないということで、その(げん)(きょく)(はい)(けい)や、歌詞の()()を紹介しました。

この曲がリリースされた(とし)の長崎は(せい)(てん)続きで、(かっ)(すい)(しん)(こく)であり(ほん)(らい)は「長崎は今日も()れだった」の(ほう)(せい)(かく)なのではないか?といった背景を(はな)すと、皆さんはおもしろがって()いてくださっていました。

 

また曲を聴くだけではなく、(いち)()(かた)は日本の(うた)のカラオケが(だい)()きで、日本語で(うた)(ごえ)()(ろう)してくださった参加者の(かた)もいらっしゃいました。

 

このように台湾には日本への(かん)(しん)(たか)(かた)(おお)く、(つう)(しつ)(もん)をしてくださる(かた)も多いので、(わたし)たち()(しん)にとっても(みずか)らの()(こく)への(まな)(なお)しをしている()()ちになることが()()あります。

 

元チューター 堀野善康 

【日本語チューター】1年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)

カテゴリ:

日本語の勉強


日本


にほん
のことわざの1つに「一年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)」というのがあります。これは何事なにごと最初さいしょ肝心かんじんであるというたとえです。

(あたら)しい(とし)(むか)えて、目標(もくひょう)をたてられた(かた)(おお)いと(おも)います。新年(しんねん)にかぎらず人生(じんせい)節目(ふしめ)目標(もくひょう)をたてる(ひと)もいます。まず目標もくひょうめ、それにかってしっかりと計画けいかくをたて、実行じっこうしてくことが大切たいせつです。

しかし、「いつの()にか目標(もくひょう)をたてたことすら(わす)れている」「目標(もくひょう)をたてたけど、(つづ)かない」などよく()(はなし)です。 そうならないために、目標もくひょうをたてるときには

「ちょっと、がんばったら達成(たっせい)できそうな目標(もくひょう)期限(きげん)()める」→「達成(たっせい)するための(こま)かいゴールを設定(せってい)する」→「定期的(ていきてき)見直(みなお)す」ことが大事(だいじ)といわれています。 

目標(もくひょう)明確(めいかく)になれば、優先(ゆうせん)順位(じゅんい)()わり、時間(じかん)使(つか)(かた)()わります。また「目標(もくひょう)()かってチャレンジすることは“理想(りそう)自分(じぶん)(ちか)づく”ことになり、モチベーションもあがります。

(こころ)をふるいたたせる言葉(ことば)で「心機(しんき)一転(いってん)」「不言(ふげん)実行(じっこう)」「一念発起(いちねんほっき)」という()()熟語(じゅくご)があります・・・これらは日本人(にほんじん)(なに)かに挑戦(ちょうせん)する(とき)(この)んで使(つか)言葉(ことば)です。 

学習者(がくしゅうしゃ)のみなさん!日本語(にほんご)マスターに()けてがんばってください。日本語(にほんご)能力(のうりょく)試験(しけん)挑戦(ちょうせん)される(ひと)もいらっしゃるでしょう。日本語(にほんご)(まな)ぶことによって日本(にほん)での生活(せいかつ)(たの)しく、いっそう充実(じゅうじつ)した日々(ひび)になることを(いの)っています。

*心機一転(しんきいってん)→(気持きもちをあたらしくりかえること)

*不言実行(ふげんじっこう)→((だま)って実行(じっこう)すること)

*一念発起(いちねんほっき)→(なしとげようと決心(けっしん)すること)

*四字熟語(よじじゅくご)→(漢字(かんじ)4(よん)文字(もじ)(つく)られたことば) 

 kokoka日本語チューターブログチーム

【日本語チューター】2024年一陽来復(いちようらいふく)

カテゴリ:
福

)

伏見(ふしみ)人形(にんぎょう) 「(たつ)(ふく):たつおふく」土製(どせい)

(あたら)しい(とし)2024(ねん)(はじ)まりました。ブログチームから(ねん)賀状(がじょう)新年(しんねん)のご挨拶(あいさつ)(もう)()げます。

(うえ)(ねん)賀状(がじょう)画像(がぞう)谷口(たにぐち)剛一(ごういち)さん(日曜日(にちようび)午前(ごぜん)クラス日本語(にほんご)チューター)に制作(せいさく)して(いただ)きました。

 

以下(いか)は谷口さんからのメッセージです。

~「一陽(いちよう)来復(らいふく)」をテーマに「()ちお(ふく)」として、流通(りゅうつう)している伏見(ふしみ)人形(にんぎょう)(えら)びました。(たつ)(どし)にあやかって、「(たつ)(ふく)」と名付(なづ)けました。

一陽来復(いちようらいふく)」とは(ふゆ)が去り、(はる)がやって()ること(新年(しんねん)()ること)です。

さらに(ひろ)意味(いみ)では、3(ねん)(あま)(つづ)いたコロナが昨年(さくねん)から徐々に終息(しゅうそく)()かいつつあるように、(わる)いことが(つづ)いた(あと)で、幸運(こううん)(むか)(こと)()います。

「お(ふく)さん」が、皆様(みなさま)のもとに「(ふく)」を(とど)けてくれますように、~

(たつ)には()(くう)()(もの)である(りゅう)(りゅう))も(あらわ)しています。(しょう)(りゅう)という言葉(ことば)のように運気(うんき)()がっていく意味(いみ)があります。谷口(たにぐち)さんの「(たつ)(ふく)」には運気(うんき)()げて(ふく)()()意味(いみ)があります。

ブログチーム全員(ぜんいん)皆様(みなさま)のもとに「(ふく)」が(おとず)れることを(いの)っています。

 

ブログチームでは皆様(みなさま)からのブログ記事(きじ)をお()ちしています。

今年(ことし)日本語(にほんご)チューターブログをよろしくお(ねが)いします。

 

伏見(ふしみ)人形(にんぎょう)は、(ふる)くより五穀豊穣・商売繁盛(ごこくほうじょう・しょうばいはんじょう)を(ねが)って、全国(ぜんこく)から伏見(ふしみ)稲荷(いなり)神社(じんじゃ)に参詣(さんけい)に()(ひと)(たち)のおみやげとして()られていました。

 

kokoka日本語チューターブログチーム

 


【日本語チューター】おでん

カテゴリ:
IMG_4653

さむくなると温(あたた)かい「おでん」が食()べたくなりますね。

みなさんはおでんを食()べたことがありますか?

 

おでんは日本(にほん)の鍋料理(なべりょうり)のひとつです。

 

写真(しゃしん)はおでんの具()で、三角(さんかく)のしろいものが「はんぺん」、右回(みぎまわ)りに「ごぼてん」「ちくわ」「さつまあげ」、まんなかは「だいこん」です。

 

 

おでんは「だし」と調味料(ちょうみりょう)でいろいろな具()を煮()て 味(あじ)をしみこませます。

 

だしは昆布(こんぶ)とかつおぶし(または鶏(とり)ガラ)でとり、醤油(しょうゆ)・酒(さけ)・みりんなどで味(あじ)をつけます。(だしは市販(しはん)のものでもいいですよ)

 

 

おでんをつくる時(とき)、その日()に食()べたいなら かならず朝(あさ)からつくります。

 

なぜなら おいしいおでんをつくるためには「冷()ます」ことがとても大切(たいせつ)だからです。

 

(あたた)かい料理(りょうり)なのに、わざわざ冷()ますなんて 意外(いがい)でしょう?

 

おでんは 温(あたた)めることで具()の味(あじ)がだしに出()て、冷()ますことでその味(あじ)が具()にしみこむからです。

 

 

また おでんの具()には「味(あじ)を吸()うもの(だいこん・こんにゃくなど)」と「味(あじ)を出()すもの(さつまあげ・ちくわなど)があります。

 

「味(あじ)を吸()うもの」は冷(つめ)たいだしと調味料(ちょうみりょう)の中(なか)に入()れて 火()にかけて、煮立(にえた)ってから「味(あじ)を出()すもの」を入()れます。

 

しばらく煮()てから火()を止()めて 冷()まします。

 

あとは食()べるまえに温(あたた)めなおしたら できあがり! 

かんたんでしょう?

 

 

おでんをつくるのは時間(じかん)がかかりますが、手間(てま)はかかりません。

 

()を止()めたら、あとは放(ほう)っておけばいいので 忙(いそが)しい日()にぴったりの料理(りょうり)です。

 

時間(じかん)に余裕(よゆう)があれば、最初(さいしょ)に輪切(わぎ)りのだいこんを やわらかくなるまで水(みず)からゆでておきます。(これを「下(した)ゆで」といいます)

 

だいこんの苦味(にがみ)がなくなり、味(あじ)がしみこみやすくなりますよ。

 

 

kokoka日本語チューターブログチーム

 

【日本語チューター】秋を見つけよう!

カテゴリ:
IMG_4547

(あき)になると、さまざまな木()の葉()が赤(あか)や黄()に色(いろ)づき、私(わたし)たちをたのしませてくれます。

 

このような色の変化(へんか)は、なぜ おこるのでしょうか?

 

 

秋に葉の色が変()わる木()を「落葉樹(らくようじゅ)」といいます。

 

落葉樹とは、きびしい冬に葉をおとして生()きる木のことです。

 

みどりの葉は光合成(ひかりごうせい)をするための大切(たいせつ)なものですが、低温や乾燥にはよわいです。

 

そのため、1年(ねん)ごとに色を変えたあと、おとしてしまった方(ほう)がいい木もあるのです。

 

 

 

むかしから、日本人(にほんじん)は紅葉のうつくしさを愛(あい)してきました。

 

 

日本には、秋に「紅葉狩(もみじが)り」という習慣(しゅうかん)があります。

 

うつくしい紅葉を見()にいくことを、「紅葉狩り」といいます。

 

 

日本の紅葉の色づきはじめは、気温(きおん)・標高(ひょうこう)・緯度(いど)によってかわります。

 

京都(きょうと)で紅葉がうつくしい時期(じき)は、11(がつ)のなかばから12月のはじめです。

 

今年(ことし)の夏(なつ)はとても暑(あつ)かったので、紅葉の時期がおそくなるかもしれませんね。

 

 

みなさんなら どんな紅葉狩りをしますか?

 

ハイキング・ピクニック・ドライブ・サイクリングなどといっしょに たのしんでもいいでしょう。

 

紅葉の名所(めいしょ)では、夜(よる)にライトアップするのも はやっています。

 

暗闇(くらやみ)にいろいろな明()かりで照()らされた紅葉もいい雰囲気(ふんいき)ですよ

 

 

うつくしい日本の秋、あなただけのお気()に入()りの場所(ばしょ)をみつけてくださいね。

 

kokoka日本語チューターブログチーム

 

 

【日本語チューター】お茶(ちゃ)の話(はなし)

カテゴリ:
petbottle_tea


 日本(にほん)最初(さいしょ)にお(ちゃ)(つた)えたのは、()(せつ)もありますが、(とう)時代(じだい)中国(ちゅうごく)(わた)っていた僧侶(そうりょ)最澄(さいちょう)だと()われています。AD805年頃(ねんごろ)平安(へいあん)時代(じだい)初期(しょき)のことです。

 しかし、あまりにも贅沢(ぜいたく)(ひん)でした。そのため、(すた)れてしまいます。

 そのあと、鎌倉(かまくら)時代(じだい)に、やはり僧侶(そうりょ)栄西(えいさい)が、今の中国(ちゅうごく)からお(ちゃ)()(かえ)ってきました。

 中国(ちゅうごく)からもたらされたお(ちゃ)は、(ぜん)修行(しゅぎょう)()てしまうのを(ふせ)ぐために()まれ(はじ)めた、と言われています。また、武士(ぶし)社交上(しゃこうじょう)にも(もち)いられました。

 このことからも、お茶には覚醒(かくせい)成分(せいぶん)、カフェインが(ふく)まれているのが()かりますね。

 しかし、お茶の重要(じゅうよう)成分(せいぶん)は、カフェインだけではありません。

テアニンと()う、リラックス成分(せいぶん)重要(じゅうよう)でしょう。

(ほか)にカテキンというポリフェノールの一種(いっしゅ)や、虫歯(むしば)予防(よぼう)にもなるフッ()なども(ふく)まれています。

 緑茶(りょくちゃ)紅茶(こうちゃ)烏龍茶(うーろんちゃ)も、(もと)(もと)(おな)じお茶の()から()まれた(もの)です。

 製造(せいぞう)過程(かてい)で、発酵(はっこう)程度(ていど)(ちが)うのです。

 

 茶道(さどう)(はじ)まりは鎌倉(かまくら)時代(じだい)室町(むろまち)時代(じだい)()われています。しかし、ここでは茶道(さどう)については()れないことにします。茶道(さどう)(おく)(ふか)日本(にほん)文化(ぶんか)です。

 

 日本(にほん)では、江戸(えど)時代(じだい)はお茶は、まだまだ贅沢(ぜいたく)(ひん)でした。

 では、お茶が現在(げんざい)のように日常(にちじょう)(てき)()まれるようになったのはいつか?

 それは、大正(たいしょう)から昭和(しょうわ)前期(ぜんき)時代(じだい)です。機械(きかい)()により量産(りょうさん)ができるようになったからです。

 1990年代(ねんだい)にはペットボトルの緑茶(りょくちゃ)登場(とうじょう)します。

 

 6gの茶葉(ちゃば)()だした緑茶(りょくちゃ)()むと、120カロリーを消費(しょうひ)する、という研究(けんきゅう)結果(けっか)があります。ご(はん) 茶碗(ちゃわん)(かる)一杯(いっぱい)のカロリーですね。

 抹茶(まっちゃ)gを()っても(おな)効果(こうか)があります。

 お茶は現代(げんだい)(じん)にますます()まれていくことになるでしょう。

 

*鎌倉時代1180年~1336年

*室町時代1336年~1568年

*江戸時代1603年~1868年

*大正1912年~1926年  *昭和1926年~1989年

 

kokoka日本語チューターブログチーム 

【日本語チューター】お相撲さんのおはなし2

カテゴリ:
food_sumo_chanko_nabe

前回(ぜんかい)はお「相撲(すもう)さん」、つまり力士(りきし)の「サイズ」(身長(しんちょう)体重(たいじゅう))ついて、説明せつめいました。今回こんかいはその「サイズ」をささえる食生活しょくせいかつについてきます。繰り返く         かえしになりますが、められた体重にかれて勝敗しょうはいきそうボクシングや柔道じゅうどうちがい、相撲は体重にも身長にも上限じょうげんがなく、おおきいひとちいさい人もおな条件じょうげんで、おな土俵どひょうたたかいます。ちいさくても技術ぎじゅつがあり、スピードがある力士にもつチャンスがありますが、やはりからだが大きくて、ちからつよい力士が有利ゆうりになります。

だから、「お相撲さん」、とくに(うえ)階級かいきゅう目指(めざ)(わか)いお相撲さんのもうひとつの「仕事(しごと)」は()べて食べて、大きく、たくましい(からだ)(つく)ることなのです。といっても、食事(しょくじ)1日(いちにち)2(かい)です。(あさ)は6()ごろから長時間(ちょうじかん)(きび)しい練習(れんしゅう)、これを朝稽古(あさげいこ)といいますが、それが()わる午前(ごぜん)11時ごろに(あさ)(ひる)兼用(けんよう)の食事、それから昼寝(ひるね)をして、午後(ごご)6時ごろに夕食ゆうしょく。1日に2回しか食べませんが、カロリーの(りょう)(すご)いです。日本人にほんじん成人(せいじん)男子(だんし)の1日に必要(ひつよう)なカロリー摂取量(せっしゅりょう)は2000~2500キロカロリーとされていますが、力士の場合(ばあい)は1日に7500~8000キロカロリーを摂取します。

力士が(つく)って、力士が食べる食事を「ちゃんこ」といいます。みなさんがよく()っている「ちゃんこ(なべ)」の語源(ごげん)でもあり、力士の「主食(しゅしょく)」でもあります。ほかにトンカツ、(とり)のから()げ、ステーキ、カレー、ラーメンなど、こってりしたメニューもあり、ご(はん)は「お()わり自由(じゆう)」です。食べた(あと)はよく()ます。これでは、生活(せいかつ)習慣病(しゅうかんびょう)にならないか、心配(しんぱい)になりますが、力士はとても健康(けんこう)です。

その理由(りゆう)のひとつが日々(ひび)(はげ)しい練習(れんしゅう)です。(たか)いカロリーの食事をしても、運動量(うんどうりょう)(おお)いので、ほとんどが体内(たいない)(しょう)()されてしまい、内臓(ないぞう)脂肪(しぼう)がたまり(にく)いのです。また、(なべ)料理(りょうり)(にく)(さかな)野菜(やさい)などを一緒(いっしょ)に食べるため、ビタミンやたんぱく(しつ)をバランスよく摂取(せっしゅ)できます。また、(あつ)い鍋は(からだ)(あたた)め,体内(たいない)の脂肪を燃焼(ねんしょう)しやすくします。

「お相撲さん」の(からだ)は、ふっくらして(やわ)らかそうに思えますが、(さわ)ってみると、(かた)くてしかも弾力(だんりょく)があります。しっかり食べて、とことん(きた)える。「お相撲(すもう)さん」の大きく、たくましい体はこうしてつくられているのです。


   注 大相撲(おおずもう)階級(かいきゅう)上位(じょうい)から)=横綱(よこづな)大関(おおぜき)関脇(せきわけ)小結(こむすび)前頭(まえがしら)十両(じゅうりょう)幕下(まくした)三段目(さんだんめ)(じょ)二段(にだん)(じょ)(くち)(十両から上を関取(せきとり)()びます) 

 

kokoka日本語チューターブログチーム


【日本語チューター】お相撲(すもう)さんのおはなし1

カテゴリ:

images

熱戦(ねっせん)()(ひろ)げられた大相撲(おおずもう)(あき)場所(ばしょ)(まく)()じました。

相撲(すもう)をとる(する)(ひと)をふつうは、力士(りきし)といいますが、日本人(にほんじん)(した)しみを()めて「お相撲さん」とも()びます。「お相撲さん」は、()(たか)くて(ふと)っていて、とにかく(おお)きいです。
 現役(
  げんえき
)
関取(せきとり)十両(じゅうりょう)以上(いじょう)階級(かいきゅう)の力士)でもっとも体重(たいじゅう)があるのは、前頭(まえがしら)大翔(だいしょう)(ほう)の192キロ、もっとも(かる)いのは、故障(こしょう)
幕下(まくした)()ちた(えん)(ほう)で100キロ。身長(しんちょう)ではトップが前頭(まえがしら)北青(ほくせい)(ほう)の204センチ、もっとも小柄(こがら)なの前頭の(みどり)富士(ふじ)で171センチです。米国(べいこく)のハワイ出身(しゅっしん)大関(おおぜき)にまで(のぼ)()めた小錦(こにしき)さん(1997年に引退(いんたい))は身長187センチ、体重は285キロもありました。小錦さんは、引退後(いんたいご)、100キロ以上(いじょう)減量(げんりょう)成功(せいこう)し、日本の国籍(こくせき)取得(しゅとく)して、現在(げんざい)はタレントとして活動(かつどう)しています。

()められた体重に()かれて勝敗(しょうはい)(きそ)うボクシングや柔道(じゅうどう)(ちが)い、相撲は、大きい人も(ちい)さい人も(おな)条件(じょうげん)(たたか)います。小さくても技術(ぎじゅつ)があり、スピードがある力士にも()つチャンスがありますが、やはり大きくて、(ちから)(つよ)い力士が有利(ゆうり)になります。だから、「お相撲さん」、とくに(うえ)階級(かいきゅう)目指(めざ)(わか)力士の、もうひとつの「仕事(しごと)」は()べることなのです。次回じかいはその「お仕事」について説明せつめいします。


注 大相撲の階級(上位(じょうい)から)=横綱(よこづな)大関(おおぜき)関脇(せきわけ)小結(こむすび)前頭(まえがしら)十両(じゅうりょう)幕下(まくした)三段目(さんだんめ)(じょ)二段(にだん)(じょ)(くち)(十両から上を関取と呼びます)

 

kokoka日本語チューターブログチーム


【日本語チューター】鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)ってなに?

カテゴリ:

IMG_4531


鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)―むずかしい漢字(かんじ)がならんでいますよね。

 

みなさんはきいたことがありますか?

 

写真(しゃしん)のような絵()をどこかでみたことがあるかもしれません。

 

これは鳥獣人物戯画をイラストにしたものです。

 

 

鳥獣人物戯画は日本(にほん)のふるい絵巻物(えまきもの)です。

 

ながさは44メートル、800(ねん)ほどまえに描()かれました。

 

 

絵巻物とは、よこにながい紙(かみ)などに描いた絵をくるくると巻()いておさめたものです。

 

みる時(とき)は、右(みぎ)から左(ひだり)へ巻きながらみます。

 

展覧会(てんらんかい)などでは、たいらにのばして展示(てんじ)します。

 

右から左へと絵物語(えものがたり)がすすむので、日本最古(にほんさいこ)のマンガともいわれています。

 

 

鳥獣人物戯画にはうさぎやさる、カエルなどが表情(ひょうじょう)(ゆた)かに描かれています。

 

うさぎとカエルが相撲(すもう)をとっていたり、さるがお経(きょう)をあげていたり。

 

いろいろな動物がまるで人間(にんげん)のように

いきいきと表現(ひょうげん)されています。

 

ただ、作者(さくしゃ)ははっきりとわかっていません。

 

(いま)のマンガやアニメもすばらしいですが、昔(むかし)の人(ひと)の絵のうまさには ほんとうにおどろかされます。

 

 

どこの図書館(としょかん)にも画集(がしゅう)があるので、興味(きょうみ)のある人はみてくださいね!

 

実物(じつぶつ)は京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)と東京(とうきょう)国立博物館にあり、展覧会の時にみられます。

 

 

kokoka日本語チューターブログチーム



このページのトップヘ

見出し画像
×