【日本語チューター】2月3日は冬(ふゆ)と春(はる)の節目(ふしめ)を分(わ)ける節分(せつぶん)
今日のkokokaの日本語クラスには大勢の学習者がいました。
節分のことを学習したあとに、ボランティアルームに集まって豆まきをしました。
子供からお年寄りまで一人ずつ手の中に炒り豆を一袋持って、何かが来るのを待っていました。
とつぜん、「ワーオッ」と、大きな声がして、鬼が来た! 鬼たちは手を伸ばし、歯をむき出しにして部屋に突入してきました。
踊りながらジャンプしながら、皆を笑わせながら!
これはkokokaのチューターさん達が鬼の仮面をつけ、鬼を演じていたんです。学習者たちが炒り豆を鬼に投げながら「鬼は外」と笑いながら叫びます。「わーっ!! 痛い… 痛いよー!」 炒り豆が鬼のからだに多くあたります!
「痛いよー」鬼は頭をかかえて哀れな声を出して逃げます。
チューターさん達は演技派ですね。
素晴らしいよ! 普段真剣で真面目なチューターさん達も、心の中にはこんな子供の心があります。びっくりしました。
今回のテーマは「節分豆まき」でした。人に害を与える鬼を追いはらうため、日本には節分に豆を撒く習慣があります。
チューターさんは「鬼は目に見える怪物でなく、鬼は皆さんの心の中に住んでいる貪・嗔・痴と言う悪い心の働きの事なんですよ。
豆を撒くことは、自分の心の中にある悪い心に豆を投げて、悪い心を追い出す事なんだ!」と、教えました。
豆で、悪い考え方(鬼)を外に追い出しましょう。 「鬼は外!」
とても面白かったです。
※御所近くの廬山寺では、貪・瞋・痴を象徴する赤鬼、青鬼、黒鬼たちが出てきますよ。
貪:どん欲(欲深いこと)。 瞋:瞋恚(怒りや恨むこと)。 痴:愚痴(愚かなこと)
日曜午前クラス 阮 帆(ゲン ハン)四川省