【日本語チューター】世界歴史都市絵本展
京都につながる世界歴史都市絵本展が京都市国際交流会館のkokoPlazaで2月27日まで開催されています。この絵本展は世界歴史都市連盟に加盟する都市を持つ国々で出版された絵本や関連書籍を紹介する企画で、同連盟は発足当時から京都市長が会長を務め事務局も京都市にあります。本年1月現在66箇国・地域から121都市が加盟し、歴史都市がさらに発展することを目指して活動を続けています。
今回の絵本展の国はエジプトでした。エジプトからはアレクサンドリア、ギザ、ルクソールの3都市が加盟しています。エジプト(アラビア)語は使用人口およそ2億2200万人と言われており、今回は絵本を中心に41点が紹介されました。英語要約・日本語訳から『カリムのデーツのかご』、『5粒のソラマメ』、『王子と娘』などの美しい絵本を楽しむことができました。童話には、国は違っても、物語りの組み立て方には世界共通のものがあるように感じます。
エジプトと言えば誰もがピラミッドをまず思い浮かべると思います。古代のファラオ(王)、神様図鑑、神殿、死生観、また古代文字(ヒエログリフ:神聖文字)の解読の書籍にも興味を惹かれました。古代ギリシャやローマと比較すると古代エジプトに関する文書は乏しいとのことですが、この時代のエジプト社会の中核をなす一般人の生活を綴った出版物は見る機会がなかっただけに引き込まれました。このような学術書だけでなく、アラブ音楽の本、『きみにもできる国際交流:エジプト』、旅行案内も紹介されており、エジプトを過去から現在まで居ながらにして探索できる好機となりました。このような絵本展に「シュクラン(ありがとう)」です。
絵本展には、色とりどりのビーズで細かく編まれた頭飾り、青緑色のスカラベの飾りがポイントの首飾りも展示され、絵本展に彩りを添えていました。
kokoka 日本語チューターブログチーム
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