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                      大根焚き合成写真Lトリミング

「大根焚き」は寒(さむ)さに向(む)かう11(がつ)末(すえ)から12月にかけて、〈12月に行(おこな)われる寺院(じいん)もあります〉京都(きょうと)の寺院で病気(びょうき)を遠(とお)ざけ健康(けんこう)に過(す)ごすことを願(ねが)い行われる行事(ぎょうじ)です。


大根〔だいこん〕焚き〔たき〕と書いて、「だいこだき」と読(よ)みます。

大根焚きの由来(ゆらい)は寺院ごとにちがいますが、この行事が最初(さいしょ)にはじまったといわれるのは大報恩寺(だいほうおんじ)、通称(つうしょう)千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)。お釈迦(しゃか)さまが悪魔(あくま)の誘惑(ゆうわく)に負(ま)けず悟(さと)りをひらいたことにあやかり、法要(ほうよう)のたびに大根に梵字(ぼんじ)を書(か)いて悪魔よけとして供(そな)え、そのあと炊(た)きあげて参詣者(さんけいしゃ)にふるまったのがはじまりといわれています。


寺院によって使(つか)われる大根の形(かたち)も丸(まる)かったり長(なが)かったりとさまざまで、油揚(あぶらあ)げがいっしょに炊きこまれていたりゆずがそえられていたりと味(あじ)かげんもいろいろですが、湯気(ゆげ)があがるあつあつの大根を食べて無病息災(むびょうそくさい)を祈(いの)る、京都の冬(ふゆ)の美味(おい)しい風物詩(ふうぶつし)です。


kokoka
日本語チューターブログチーム