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       2019.11.3 売り場の中

 オープンデイの日本語チューターのもう一つのイベントは、別館二階の会場でのフリーマーケット
でした。計1235名の入場者で終日大賑わい。そんな人いきれと活気に満ちた賑わいを、チューター
の売り場担当者の一人からレポートします。

売り場の中から

 どんな仕事であれ、その現場から見える、その現場ならではの人間模様というのがあると思う。
仕事が販売業ではない私にとって、kokokaのフリーマーケットでの一日はなかなかに新鮮で刺激的
だった。
 まず、何といっても個性豊かなお客様方。
 特に心に残っているのは、ベトナムから来たばかりの青年二人と、「先生」である日本人女性。
冬服を持たずに来日したとのことで、秋冬衣料は喫緊の課題。日本の寒さがピンと来ない二人に
対して、「いいからこれ買っときなさい。本当に寒いんだから。絶対風邪ひくわよ。」と親身に
勧められる。対するに、暖かい国から来た二人は、???という顔。思わず私も言いました。
「ここは先生の言うことを聞くところですよ!」寒いんですから。いや、本当に。
 お母さんと一緒に来られた小学生の三人のお嬢さんも楽しいお客様だった。「きゃ、これ
やばくない?」「わ、マジやっばーい!」激変する日本語を目の当たりにした瞬間だった。
お母さん抜きでも服を選び続けられる上の二人は、流石にちょっとお姉ちゃん。末っ子さんは、
お母さんと一緒におもちゃ売り場に釘付けだった。
 そして、お迎えする側のスタッフも、個性と能力の塊だったと思う。立場上、リーダー的な
ことも言わなければならないのだが、私は整理整頓が大大大嫌い。それを察したのか見限ったのか、
迅速陳列、迅速補充、お客様第一の対応で、ごった返す時間帯でも混乱なく切り抜けられた。
所属クラスが違えば、親しく話す機会も少ないチューターたちにとって横の連携を感じ取れる、
大変だけど楽しい時間だったと感じたのは私だけではないはずだ。ですよね?ね?
 長ーい準備の末、あっという間に過ぎた一日。楽しさの余韻と「もっとこうすれば良かった」
の歯がゆさ。それを翌年への動力として1年また1年、多くの先輩方の手によって30年が
積み重ねられて来たのだろう。
 これをご覧のそこのあなた。あなたですよ。来年は私たちと一緒に、kokokaフリーマーケットへ、
ぜひ!          
                               日本語コーディネーター

kokoka日本語チューターブログチーム