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2020年01月

[日本語チューター]お年玉(としだま)

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           image1.jpegお年玉写真  

お正月(しょうがつ)には家族(かぞく)や友人(ゆうじん)たちと新年(しんねん)を祝(いわ)うために集(あつ)まる機会(きかい)がありますが、そのときにお祝いのお金(かね)や品物(しなもの)を贈(おく)る習慣(しゅうかん)があります。目上(めうえ)の人(ひと)に贈る場合(ばあい)を「お年賀(ねんが)」、目下(めした)の人特(とく)にこどもに贈るものを「お年玉」といいます。

「お年玉」というと現在(げんざい)はお金が一般的(いっぱんてき)ですが、もともとはお餅(もち)でした。日本(にほん)では、お正月というのは新年(しんねん)の神様(かみさま)「年神様」がわたしたちの家(いえ)におりてこられ、新(あたら)しい年の幸(しあわ)せや恵(めぐ)みを授(さず)けてくださると考(かんが)えられてきました。お正月の設(しつら)えとして門松(かどまつ)やお鏡(かがみ)餅をかざるのは、ここに年神様が宿(やど)られるとされてきたからです。こうしてわたしたちの家にこられた年神様からいただく一年分(いちねんぶん)の力(ちから)の象徴(しょうちょう)としてお餅を「お年魂(としだま)」として家長(かちょう)から家族(かぞく)にくばられました。そして時代(じだい)とともに現在ではお餅から現金(げんきん)へとかわっていきました。

お年玉のお金を入れる袋(ふくろ)を「ポチ袋」とよびますが、関西(かんさい)ではご祝儀(しゅうぎ)のことで、「少(すこ)しですが……」という意味(いみ)もこめられています。干支(えと)の絵柄(えがら)など「ポチ袋」のデザインもいろいろでお正月のおめでたさが感(かん)じられます。

こういったお正月〔きゅう)正月〕にこどもにお金などをあたえる風習(ふうしゅう)は日本だけでなくアジア諸国(しょこく)でもみられます。

 

kokoka日本語チューターブログチーム




【日本語チューター】京の歳時記

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         2020年賀状

明けましておめでとうございます。

 旧年中はkokoka日本語チューターブログ者の皆さまから、温かい
お励まし
いただき誠にありがとうございました。心から感謝、お礼申し
あげます。諸外国
の日本語教育の貴重な報告もいただき、内容も多彩に
なりました。引き続き、
学習者の皆さんの館内外の活動や京都市内の
諸行事を紹介し、掲載記事の充実に
一層心がけてまいります。
 今年も引き続きご支援の程をお願いいたします。  

               kokoka日本チュブログチ

 

 伏人形は、我が国の土人形の元祖と言われるほど古い史があります。
昔から
荷に参に来た人がお土として買い求め、全国に、また
最近では外国から
のお客さんにも知られるようになりました。

 令和二年は「子:ね」の年です。「子」は、繁殖する・生むという意味
をもつ字
に由来しており、新しい生命が始まるという状態を表している
ので、十二支の最初
にきています。
 イラストでは、
(米)と書かれた金俵に繁栄のシンボル「子:ね」
ドッカと乗っかっています。

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