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皆さんは日本の伝統芸能「落語」を聞いたことがありますか。
私たちは6月16日(日)、笑笑亭(らふらふてい)英語落語クラブによる「英語落語」を楽しみました。

会場は京都の繁華街「新京極」の中心にある誓願寺。誓願寺は飛鳥時代(7世紀)に開かれた歴史あるお寺で、五十五世策伝上人(さくでんしょうにん)の著書「醒睡笑」(せいすいしょう)が後に落語のもとになったことから、落語発祥の地と言われています。24名の外国人を始め、100名を超えるお客様でいっぱいになり、用意した椅子が足りなくなる程の盛況ぶりでした。

最初に、落語の起源や特色の説明がありました。見る人の想像力がとても大切であることや、どんなふうに一人で多くの人物やその動作を演じ分けるかをユーモアたっぷりに示されたおかげで、自然に英語の落語の世界に入っていくことができました。

プログラムは前半に3つ:「書割盗人」「時うどん」「夏の医者」、そして南京玉すだれの実演「世界一周」をはさんで、後半に3つの演目:「面接試験」「代書屋」「魔法のほうじ茶」ありました。

バラエティに富んだプログラムで、だれもが理解して楽しめるように工夫されていて、落語の魅力を体感できました。あれだけの内容を自分のものにして演じている笑笑亭の皆さんは本当にすごいなあと思いました。英語で「落ち」(punchline)がわかるとうれしかったです。最後に落語体験のワークショップがあり、会場から外国の女性と男性がひとりずつ舞台に上がって笑笑亭の方と一緒に落語を実演、その熱演ぶりに会場は大盛り上がりで、梅雨空を吹き飛ばす笑いにあふれた会になりました。

(文責 中島)