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4/7午後、嵐電四条大宮駅に集合し、宇多野にある伊豆蔵明彦氏の工房兼アトリエである「絲藝館(しげいかん)ワクムスビ」を訪れました。ワクムスビとは日本書紀に出てくる神様の名前で、神話ではその神様から蚕、桑、五穀が生まれたとされているそうです。

館内には草木染で染められた絹糸、ドレス、ストール、1万匹の繭から作られた球、引き延ばした繭から作られた球形の茶室などが展示されていました。ツアー企画者が伊豆蔵氏の経歴、芸術の特色などについて紹介し、制作風景と海外展覧会のビデオを見ました。

その中で5つの特色が上げられていました。

①草木染:雨水を使用、他のエネルギーを使わず太陽の熱だけで染める
②織る:西陣織を家業とする家に生まれ、彼の芸術の原点である
③組む:織物から広がり、組み紐技法を使って立体的な作品を作る。
④網む:編むのではない。フィンランドの漁網が魚にダメージを与えない作りであることに気づき、ほぼすべての人にフィットするドレスを作る
⑤絡める:現在一番熱心に研究され、その技法が展示の茶室の壁にも使われている。

その後、展示品の前でご本人から説明を聞き、屋外では雨水をためているところや染めの材料を見せてもらいました。滞在の間、作品の美しさや芸術への強い追究心に参加者たちの感嘆の声がたびたび上がりました。質問にも丁寧に答えて下さり、自然に拘る美しい作品に囲まれ、おいしいお茶を頂き、終始優しい時間が流れる中でツアーを終えました。