京都案内俱楽部「川島織物見学」ツアー 2022年9月22日(木)
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天気予報では台風の影響で傘マークがついていましたが、沢山の晴れ女
パワーで傘いらずの曇り空の下、「川島織物見学」ツアーを開催しました♪
川島織物は、1843年に京都で創業以来179年続く老舗で最高級の帯や歌舞伎座で使われている
鍛帳、祇園祭りの祭礼幕など日本の伝統工芸を支える企業です。また、デザインから撚糸、彩色、
製織、最終製品の出荷までの全工程を一貫して行っている国内では唯一の企業です。
11:45 叡山電車出町柳駅集合しました。
参加者は7名(台湾1名、韓国1名、中国5名)、ボランティア6名と見送り1名でした。
受付と検温後、Kさんの挨拶と見学内容や注意点を手作りのボードで分かりやすく丁寧に
説明していただきました。
12:15 出町柳駅出発
12:37 市原駅到着 徒歩にて川島織物セルコン本社市原事業所へ到着
天気を考慮して先に事業所前で集合写真を撮りました
13:00 ビデオ視聴後2グループに分かれて工場見学と川島織物文化見学の開始です♪
[工場見学]
・最初に全が約24mもある迫力のある綴織緞帳の製作現場を見学しました。綴大機に機技術者
の方々が横並びにずらっと座って息をあわせて一斉に織っていく様子は圧巻でした!
・次は繊細な帯やお祭りの幕の綴織りの現場を見学しました。
織技術者が自分の爪をノコギリの歯のようにギザギザに削りその爪を道具として
緯糸(ヨコ糸)を1本ずつ織下絵にしたがって搔き寄せながら繊細な絵柄を織られていました。
複雑な文様であれば1日に数センチも織り進めないこともあるそうです。
帯を一人で織られている織技術者の繊細な手技と集中力に感動しました!
「すごく繊細やなぁ!老眼鏡かけても見えへん位の細い糸やわ!私には無理やわ~」と言い
ながら綴織の現場を皆さん熱心に見学されていました
・そのほか紋織のジャガードという機械装置や紋織の帯や金糸や螺鈿を使った帯などの製品を
拝見させていただき目の保養になりました。「うぁ~きれい!豪華やわ~!」の連発でした。
[川島織物文化館見学]
・入口に製作途中で経糸が切断された綴織壁掛けが最初に目にはいりました。
この緞帳は製作途中で僅かな退色の兆しが発見され、断腸の思いで鋏をいれたという…
川島織物のモノづくりの精神の「素材や工程にいささかの妥協も許さない本物づくり」の
こだわりの精神に感動しました!
・世界中から集めてきた染織品や古書類、川島織物が製作してきた織物に関する資料等が数多
く保管されている国内最古の企業博物館で、今回はきもの研究家の草柳アキさんより寄贈さ
れた晴れ着の展示「昭和のはじめを駈け抜けた
とっておきの一着」が開催されていました。
色柄も多彩で着物、帯など時代性を反映した選りすぐりの逸品ばかりでした。
「私はこの色柄好き!帯の柄はこれが好み!」など言いながら楽しく拝見されていました。
・その他綴織屏風を製作するために書かれた原画や織下絵、カーテンなどのファブリック
製品等多種類の作品を目にすることができました。
14:30 工場・織物館の見学終了。
アンケートを記入していただき、最後にNさんが情熱のこもった終わりの挨拶をされま
した。
15:20 川島織物から徒歩で市原駅へ
16: 05 出町柳駅に到着 人数確認後解散
緞帳や帯の製造現場を見学できた貴重な体験と、受け継がれてきた企業精神や伝統工芸に
触れることができて充実した楽しいツアーでした!
by奥村幸子
【日本語チューター】誠心院
京都市の中心部三条通りの新京極を南に歩いて行くと東側に誠心院があります。
このお寺には、紫式部らとともに宮廷サロンを開いていた和泉式部のお墓があります。
和泉式部、紫式部、清少納言は小倉百人一首の中の平安時代の女流歌人です。小倉百人一首は、百人一首と呼ばれている室内ゲームで、カルタです。
中でも和泉式部は恋多き、情熱的な女性として有名です。
和泉式部は橘道貞の妻でしたが、冷泉天皇の第三皇子に熱愛されて、第三皇子の死後はその弟皇子に求愛されて男の子を生みます。
弟皇子の死後、宮廷で働き始め紫式部らとともにサロンをひらきます。
40歳を過ぎた頃、再婚して赴任地、丹後に移ります。
和泉式部晩年の詳しい事は分かっていません。
和泉式部の墓があるのはここだけではありません。
kokoka日本語チューターブログチーム
【kokokids】10/1(土)は「動物園へ行こう!」です!
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9/17のココキッズは、次回10/1(土)「動物園へ行こう!」や、
11/3のオープンデイで行う「世界の遊び」の相談をしました。両方楽しみです!
動物園へは、いつもの時間とは違い、13:45にkokokaロビーを出発します。
参加できる外国につながるとお友達は、少し早めに来てくださいね。
園長先生に特別にお願いして、園内をガイドしていただく時間もありますし、
みんなで動物クイズなども、ときながら、楽しみましょう!お待ちしています。
【日本語チューター】お月見レポート
この習慣は平安時代(794年~1185年)に中国から伝わり、その当時貴族とよばれた高い位の人々の間ではやりました。宮中(天皇の住まい)での正式な行事になり、月見の宴が催されたといわれています。江戸時代(1603年~1867年)になると一般の人々にも広がり、特に農家では秋の農作物の収穫の時期と重なっていたので、自然の恵みに感謝をして団子やススキと収穫した作物を神様へ供える行事へと代わってきました。しかし、現在ではそのような習慣は各家庭ではほとんど失われつつありますが、神社やお寺では名月祭や観月祭とよばれる行事の中にその様子を見ることができます。
今回私は大覚寺で行われた「観月の夕べ」とよばれる行事を見学しました。大覚寺は867年に嵯峨天皇の住まいとして建てられ、のち寺院となって現在に至っています。この寺の東側には大沢池と呼ばれる大きな池があります。観月会当日には、多くの参拝者が訪れる中で、この大沢池に竜や鷁(架空の鳥)をかたどった二艘の船を浮かべて、平安時代の貴族のお月見の様子が再現されていました。池に張り出された舞台の上には農作物などのお供え物がおかれていました。
池の周辺の小道には多くの参拝客が集まり、虫の声を聞きながらすっぽりと雲に隠れている月が顔を出すのを今か今かと待ち焦がれていました。やがて、満月の月が雲の間から姿を見せると多くの人がケータイのカメラで写真を撮り出しました。始めは空の月にばかり気を取られていましたが、水面にも満月が写っているのに気づきました。それが水面に浮かぶアメンボの動きや船が作る波で姿が変わるところにもおもしろさを感じることができました。
かつてのお月見では貴族が水面に浮かぶ月の姿を見て楽しんだといわれていますが、今回私自身も当時の貴族が味わっていたのと同じような感覚でひとときの楽しい時間を過ごすことができました。
【日本語チューター】チュータ―大募集!見学お待ちしています
9月11日のボランティアオリエンテーションに参加された皆さん、 kokokaボランティア日本語クラスです。
日本語クラスは沢山の新しい仲間の参加を心待ちしています。どしどし見学に来て下さいね!
表で赤丸のついたクラスは特にチューターを募集しているクラスです。
●水曜午後
●水曜夜
●木曜夜
●金曜午前
●金曜夜
どのクラスにしようか迷ったら、 まずこれらのクラスへ見学に行ってみてください。
クラスの様子はブログの過去記事にあります。
●水曜午後クラス http://kokoka-vol.blog.jp/archives/33010060.html
●水曜夜クラス http://kokoka-vol.blog.jp/archives/32902748.html
●金曜夜クラス http://kokoka-vol.blog.jp/archives/32974649.html
また、下のコメント欄へクラスからのメッセージを募集しています。
クラス選びの参考になさってください。
もちろん赤丸クラスだけではなく、どのクラスも見学大歓迎!沢山のお越しをお待ちしています。
見学に予約は必要ありません。時間に余裕をもって1階日本語クラス受付においでください。
見学期間は9月13日(火)から10月9日(日)です
おまちしています!
kokoka日本語チューターブログチーム
【日本語チューター】東寺の亀さん
東寺の本堂の南側のスペースに石で造った亀さんがあります。
この亀さんの頭を触って、その後で自分の頭を触ると、自分の頭の病気が治ったり、頭がよくなると言われています。
亀さんの右肩・左肩、右手・左手、右足・左足、背中でも、同じようにすると、治ったりよくなったりすると言われています。
亀さんなのでお腹はありません。
自分の体だけでなく、亀さんを触った後で、治してあげたい人の体を触ってもOKです。
亀さんはどの位昔からあるのか分からないですが、石がすり減っています。
最近、この亀さんと同じような力を持った石像を別のお寺で見かけました。
別のお寺の物は、前に行った時にはなかった新しい物でした。
kokoka日本語チューターブログチーム
【kokokids】9/3「プラ板を使ってアクセサリーを作ろう!」リポート
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*小雨決行予定。大雨など悪天候の場合はkokoka館内での活動に変更の可能性あり。
*詳しいことは、9月半ば以降にkokokaのHPやFBを見てくださいね!
【ホッとチャット】9/3「世界を知ろう・スペイン」を開催しました!
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【日本語チューター】私の大学(わたしのだいがく)
私は中国の上海出身で、京都の種智院大学に3年間留学しています。私の大学は日本で最小の大学かもしれませんが、日本で最も古い大学です。
天長5年(828年)弘法大師空海の創設した「綜藝種智院」を起源とする学校です。真言密教の思想をもって、社会に貢献できる人材の育成を目的とした日本で最初の庶民に開かれた私立大学と言われています。
同じクラスには、私より20歳年下の若者もいれば、20歳以上年上の年長者もいて、私たちは一緒に「深遠で豊かな密教の世界」を探求しています。中国で何千年もの間失われてきた唐の密教がここにはよく保存されています。時々歴史を旅している気持ちになることがあり楽しいです。
初めの頃は、教授の話す日本語がよく分からなかったので、スマホで翻訳していたら叱られました。後で分かったのですが、ゲームとかラインをしていたと誤解されたとか。少人数なので教授の目も行き届きます。後日、kokokaのチューターに話したら、そういう時は正直に話せばいいと教えてもらいました。
最近、卒業論文の中間発表をしました。とても心配しましたが、教授と日本語チューターの助けを借りて無事に終えられました。このことは、次の目標である大学院への挑戦に大きな自信を与えてもらえました。がんばります。
慧喜(ケエシ)